静岡人さんに誘われ、久しぶりに東京方面にラーメンを食べに行ってきました。
私は高速バスに乗って渋谷に向かい、そこから東中野に向かう予定でしたが、
当日朝は台風が来ているのかと思うくらいの暴風雨。
高速バス止まって無いかなぁと心配になりつつも、天気予報では午後から雨・風ともに
上がると予測されていたので、とりあえずは東京に向かえば行きはともかく、
帰りは何とかなるだろう・・と気楽に考えて向かいました。
バス停について驚いたのはこんな日でも朝から並んでいる人の多いこと・・
しかも以外と学生や女の子など、若い人が多いんですよね。
2時間半位で渋谷に到着し、駅からそのまま東中野駅に向かい、駅で静岡人さんと合流。
到着時間が早かったのでマックでちょっとダベりながら時間を調整します。
目的のお店のオープン30分前くらいにマックを後にして店に向かいます。
最初は、「みそや林檎堂」に突撃しました。
メニューは味噌ラーメンのみ、夜は屋号もAPPLE BASICと変わって豚骨魚介つけ麺を提供しているようです。
黒を基調としたイマドキモダンでやや手狭な店内ではありますが、店主と助手、それにセクシー系女性店員の3名での営業。何かを焦がしているような匂いが店内に立ちこめ、小腹すく私の胃を刺激します。
「味噌」 800円。
スープは始めマイルドな口当たりがあり、同時に若干華やかな香りや味わいが広がりながらも、どっしりと重量感ある味噌と豚骨の旨味が迫ってくる、所謂コッテリ系。
麺はスベスベとした非常にしなやかなコシを持った平打ちストレート中太麺。
具材は網目をつけたシットリとした食感を持つチャーシュー、白髪ネギ、刻んだニラ、タマネギ、豆板醤、海苔など。
旨いんですけど私はコッテリ系味噌よりもスッキリ系味噌の方が好きなので、グッとくるものは無かったです。
みそや林檎堂
続いて向かったのが、立川。
ここで私が密かに勝手に師と仰ぐ、ラーメン界のご意見番である、トシモンさんと合流予定で時間調整のため、立川駅近辺のラーメン屋さんを静岡人さんに案内してもらいました。
ここ立川には鏡花や立川ラーメンスクエア、最近話題のUMAなどがあり、「アツイ」地域みたいですね。
ラースクを見に行ってきましたが、トラットリアや我らが伊駄天を初めとした実力店が軒を連ねており、なかなか賑わっている感じでした。
視察もそこそこに、2軒目のお店を目指します。
駅からちょっと歩いた場所にあるそのお店の名前は、
「Ozy’s Dining 魚魚」と言います。
ここはラーメン専門店ではなく、所謂ダイニングバーなんですが、曜日限定かつ杯数限定で「すーぷ麺」をランチ提供しています。
素材の安全性に関する拘りがハンパ無く、天然の魚介や有機野菜などを素材に、無化調・無添加で仕上げられた体に優しい料理が売りのようです。
「特製すーぷ麺」 1000円
スープはプーンと魚介のフレッシュな香りが立ち上る、所謂鮮魚系スープ。
食べ初めはなんか普通のラーメンかな、と思いましたが、食べ進めるうちにこのスープの魅力に引き込まれるように、奥深い世界が口の中いっぱいに広がっていきます。こういう味は好きです。
麺は非常にスベスベとした平打ちストレート麺。
具材はしっとりジューシーなローストポークに、メンマに見立てたレンコン、半熟味付け卵にちょっとわかんない野菜。
どれもが非常に吟味されたのがひしひしと伝わってきます。
しかし本物の野菜が持つ力って凄いんですね。
今までよほど貧相なものしか食べてこなかったせいか、メンマに見立てたレンコンがわかんなかったんですよね。後日ネットで調べてそれがレンコンだったってわかったくらいです。
ローストポークは食べてすぐにわかるんですが、この煮玉子も凄い玉子を使っているらしいのですが、私の貧相な舌にはよくわからなかったんですよね。。
もっといいもの食べて本物が解るようになりたいものです。
地元にもそういうお店ないかな・・・あったら是非勉強のために行きたい!
Ozy’s Dining 魚魚
で、その後トシモンさんと合流。
トシモンさんの車で以前静岡でお会いした店主が営むお店、
「ラーメン 大山家」に向かいます。
前出2軒は静岡人さんの紹介ですが、ここ大山家はトシモンさんのオファーで、私も以前店主ご夫婦にお会いしたことがあり、そもそも豚骨が苦手なトシモンさんが通う家系ということで、答えに迷うことなく突撃してみました。
店内はカウンター中心に、比較的大きな厨房。そしてその厨房にはお会いしたことのあるご夫妻と若いお弟子さんが2名。
中に入ってみてビックリ!
15時過ぎという、食事時とは外れているのにもかかわらず、店内には待ち行列が出来るほどの盛況ぶり。
家系のお店というと、言い方は悪いですが饐えた豚骨の臭いが立ちこんだりしているんですが、ここ大山家はなぜだか甘〜くて優しい豚骨のイイ香りがしています。
「とき卵ラーメン」 800円
家系ラーメンに溶いた玉子の組み合わせって珍しいというか、聞いたことがなく、お店の名物でもあるそうなので、それを注文してみました。
食べる前に鼻で楽しんだあの香り同様、スープ自体も意外と塩分濃度が低いようで、溶き卵も手伝ってか優しい味わいに仕上がっています。
シャバシャバと粘性の低いスープではあるものの、臭みや野性味が全く無いのにとてもしっかりとした豚骨の味わい。
滑らかでモッチリ、しかも相反するようなサクっとした食感をも持ち合わせたストレート極太麺。
スープも旨いんですが、この麺もとんでもなく旨いです。
なにより、家系を食べた後って塩分濃度が高いためか、はたまた化学調味料が効きすぎているのか、
必ず頭が痛くなるのですが、このラーメンはそんなことがまったくありませんでした。
家系って豪快でワイルドな印象で、繊細さとは無縁のジャンルだと思いますが、このラーメンは繊細な方に属している、非常に丁寧な印象を受けました。
ラーメン大山家
で、その後はファミレスで談笑。
ちょうどいい時間を狙って次のお店に向かいますが、道が渋滞していて私が乗る高速バスの時間が来てしまい、またしても夜にラーメンを食べられずに帰る羽目になってしまいました・・とほほ。。
でも今日は静岡人さんとトシモンさんの案内で、珍しい鮮魚系ラーメンと、同じく珍しい繊細な家系を堪能することが出来て良かったです。
月に1度くらいはこうしてゆっくりじっくり、「今」のラーメンを食べ歩くツアーもいいですね。
実は自分も13日に立川に行ってたんです。
前から行きたかった福生の『雫』に向かってましたが、着く直前に現在店休中ということを知り急遽立川になりました。
そんなに知ってる店もないので結局ラーナビで調べて、『鏡花』とラーメンスクエアの『道』『優』の連食をしてきました。
自分たちも美味しく満足して帰りましたが、かなりさん達の行ったお店美味しそうですね。
これはもう一度立川に行かなくては!
すーぷ麺の右上のやつは多分、たらの芽ですね。
私も山菜おこわでしか、食べないです。
それにしてもラーメンの具に山菜って個人的にはあまり見たことがなくて、珍しいですね。
え、レンコンだったんですか?
てっきりゴボウだと思ってました。
>ねかだうさん
それは奇遇ですね!
静岡人さんは前日から立川に行っていたんで、ひょっとしたら会っていたかも!?
私も立川はまた行きたい街です。
>Net Tourerさん
おぉ、やはりタラの芽でしょうか。
私が食べたこれは、香りも苦みも無かったので、なんだろう〜?って思っていたんですよね。
>靜 岡 人さん
私はゴボウどころか、何かわかんなかったんですが、よそのブログ見たら、「レンコン」とあったので、食べた感じもそういえば・・だったんで、そう書きましたです。