コッテリ:◎○○○○(昆布と野菜の旨味がジワーッと広がる超あっさりスープ)
麺の太さ:◆◆◆◇◇(柔らか茹で加減のストレート中太麺)
量の多さ:■■■□□(麺量普通。炒めたモヤシ・キャベツ、ワカメ、味付け玉子ほか)
おすすめ:アッサリ,スッキリ,中華,老舗,ぶらり,軽呑み,深夜,駅近,友人同僚
「ふじいち飯店」
住所:富士市本町6−9
TEL:0545−61−6367
営業時間:17:00〜
休日:月曜
駐車場:なし
座席:カウンター6 テーブル4×4,3×1
URL:なし
最寄り駅:JR東海 東海道本線 富士駅
いよいよ富士の食べ歩きも大詰めです。
宿題店としては、いろんな意味でハードルが高いお店が残っているんですが、こちらのお店もその一つ。
飲み屋が多い富士駅近くで夜泣き営業しているお店なんです。
富士駅からは目と鼻の先。歩いて行けちゃうくらい近いこちらのお店。
付近には半径100m以内にあと2つもラーメン店がある、ちょっとした激戦区チックなところ。
でも、最後の写真を見て頂けると判りますが、失礼ながらいかにも田舎風情溢れる見た目にそそられてしまう方もいるんじゃないでしょうかね。
店内は外観同様に歴史を感じる雰囲気で、厨房をぐるっと長く囲むカウンター席と、さらにそのカウンターを囲むようにテーブル席がズラリと並んでいました。
奥の壁に書かれた薀蓄書きによれば、要約すると健康重視で動物系や油脂系なんかをなるべく控えて、昆布や節系・煮干し系、それに野菜類など体に優しそうな素材を使ってスープを立てているそう。
なるほど、これはスープが楽しみ!!
と思いつつも、メニューを見ると、この手の老舗店ではよくみる屋号の付いたメニュー「ふじいちラーメン」がありました。
普通に醤油味のノーマルなラーメンを頼むつもりでしたが、急遽方向転換して「ふじいちラーメン」を注文してみました。
蘊蓄通り油分が無く澄んだスープは、見るからに体に良さそうな雰囲気。
レンゲで掬って飲んでみると、よくある中華スープとは全く違い、一瞬味がしないかも・・と面食らっていると、徐々に昆布や鰹、それに野菜の淡〜い旨味や香りがジワジワーっと広がる感じの、とてもカラダ喜ぶ感じのスープでした。
個人的にはこの倍くらい濃くてもいいかも。
麺は柔らかく茹であげられたストレート中太麺。
麺もその健康志向に合わせてか柔らかく、それが淡くて優しい味わいのスープといい感じでマッチしていました。
具材はモヤシ・キャベツ、ニンジンなどを炒め、ワカメやチャーシュー、味付け玉子やカマボコなどが乗せられていました。
野菜類もシャキシャキ・ハリハリ感というよりは、消化を良くするためか柔らかく食べやすい感じでした。
それにしても、「ふじいち飯店」さんというと、清水区にも同名のお店、しかも見た感じ老舗的なお店があるんですが、何か関係があるのかな・・?
(このラーメンは、2013年10月8日 19時30分頃に食べました)
清水区のふじいちさんとこちら富士のふじいちさんはご親戚だそうです。
清水でも結構老舗です。
ビーバップハイスクールの撮影中、監督やスタッフ、キャストの皆様もよく御食事なされたそうですよ。
富士で呑んだら、〆はここの素ラーメンと決めてます。確かにスープが旨い。油っけ無しの強烈なダシの旨みに、案外食べ応えのある麺。どうも食い足りない、そんな〆にはピッタリです。
餃子とビールで軽く呑むのも、いいですよ。
バリかたです。富士駅店、畳んだみたいです。テナント待ちのフラットな状態でした。詳細は不明ですが、あの餃子が無くなるのは痛いです。
ご主人が亡くなったそうです。残念です・・
ふじいちさん、長い間ありがとう。
本町よりも北側に平垣店があります。(店は小規模ですが)