コッテリ:◎◎◎◎◎(超濃厚でトロミとコクがもの凄い鶏白湯スープ)
麺の太さ:◆◆◆◆◇(みずみずしくプリっとした食感がたまらない、平打ちストレート麺)
量の多さ:■■■■□(麺量やや多め。つけダレにチャーシュー、穂先メンマほか)
おすすめ:コッテリ,濃い味,上品,無化調,チャーシュー,限定,ぶらり,穴場,モダン,デート,接待,友人同僚,女性一人,バリアフリー,禁煙
「ラーメン ABE’s (アベズ)」
住所:静岡市葵区千代田4丁目2番1−2号
TEL:054−246−2217
営業時間:11:00〜14:00
17:00〜21:00
休日:月曜
駐車場:2台 (店前)
座席:カウンター8 テーブル2×2
URL:ラーメン ABE’s
最寄り駅:なし
中西部からの帰り途中、ちょっと気になってフラッとABE’sさんに寄ってみました。
今日は醤油にしようかな・・それとも塩かな・・そういえばつけ麺も始まったんだよな・・なんて思いつつ、券売機の前に立つと、さらに新しいメニューがお目見えしていました。
夜のみ限定のそのメニューは「濃厚つけ麺」。
ボタンの脇には鶏白湯とあったので、開店メニューとは違う別のスープに興味をそそられ、吸い寄せられるようにその食券を購入しました。
他のメニューと同じく、つけダレは小鍋で一杯ずつ温めるスタイル。
この日は丁度その鶏白湯の仕込みも平行して行われており、店内は甘い鶏の香りがほんのり漂い、食欲を刺激してきます。
さてさて、そうこうしているうちに、麺とつけダレが到着しましたよ。
事前知識無く注文したので、全てがワクワクのこの一杯。
麺皿を見れば、お!平打ちかぁ〜!
つけダレ丼を見れば、お!いい感じに泡立ってるね〜!
そんな感想が見た目から湧いてきました。
まずは、麺から。
三河屋製麺謹製の平打ち麺は、ここ独特の硬質でプリっとした歯応えと共に、ふっくらとした小麦の香りが印象的なもの。
滑らかでみずみずしい麺肌を持ち、風味も食感もモダンな感じ。
そしてつけダレ。
長い時間を掛けて煮詰めていく方式の鶏白湯は、非常に濃厚な鶏の風味を放ち、同時にねっとりとした強い粘りも持っています。
そこに、醤油のインパクトある香りや塩味のキレが加わり、濃厚ながらもシャープな後味を残していました。
単純に、僕の経験でここまで濃厚でストレートな鶏白湯は食べたことが無いので、その深い深い甘味と、ガッチリと力強いコクに圧倒されます。
もちろん、とても美味いんですが、なによりも掛けられた時間と手間が味わいからも伝わってくるようで、同時に凄い!という感想も持ちました。
具材は、麺の方には海苔と青ネギ、つけダレの方にはダイスと板の2種類のチャーシューと、穂先メンマが沈んでおり、僅かに柚子も沈めてあって、食べ進めるうちにその柚子風味がひょっこりと顔を覗かせます。
店にある大きな寸胴で炊き始め、出来上がりは10杯程度しか出来ないという、手間も時間もかかった鶏白湯スープ。
その超濃厚でねっとりとした、しかし臭みや嫌な味が皆無な、渾身の味わいを、新しい味が好きな方に、是非味わって頂きたいですね。
(このラーメンは、2012年12月27日18時頃に食べました)