コッテリ:◎◎◎○○(濃厚な甘海老のコクに溢れたチョイコテ魚介スープ)
麺の太さ:◆◆◆◇◇(パツパツとした食感の中細ストレート麺)
量の多さ:■■■□□(麺量普通。巻きバラチャーシュー、茹でたモヤシほか)
おすすめ:必食,コッサリ,ジンワリ,濃い味,華やか,ファミリー,友人同僚,バリアフリー,禁煙
「海老一番 鴨江店」
住所:浜松市中区鴨江3−29−20
TEL:053−454−5877
営業時間:11:00〜14:00
17:00〜21:30
休日:月曜
駐車場:6
座席:カウンター6 テーブル4×3
URL:海老一番
最寄り駅:なし
2012年5月24日オープンの新店。
その屋号通り、海老を使ったスープがウリという、静岡県下でも珍しいラーメンを食べるため、浜松まで車を走らせてみました。
浜松中心地から少し離れたところにあるこちらのお店。
上階がマンションになった1階にあり、店の前に3台分ほどの駐車場と、道路を挟んだ第2駐車場があり、第2に停めてみて驚いたのが、その直ぐ先にはやっぱり最近出来たばかりのラーメン店が見えました。
距離にして100mくらいなんですが、こんなに近いところに作っちゃうなんて、ちょっとビックリです。
木目の木肌を活かしつつも、要所に海老カラーの赤をあしらった外観は、屋号が漢字というのも手伝ってか、なんだかラーメン店というよりは、和食料理店か寿司屋か、という感じ。
でも、中に入るとそのイメージも吹き飛ぶくらい、威勢良く「いらっしゃいませ!」と出迎えられます。
店内も店外同様にウッディさに溢れ、高めの厨房の向かいにカウンター、その隣にテーブル席が3卓ありました。
カウンターに座りメニューを見ると、ラーメンは当店おすすめメニューと書かれた「海老塩一番」という塩味を筆頭に、醤油味と味噌味がラインナップ。
海老という魚貝をウリにするだけあって、シラス丼や明太丼、海老カツなど、ラーメン屋では珍しい
サイドメニューも並んでいました。
初めてのお店ではまずはベーシックな醤油味を食べる僕ですが、お店がオススメしていると言うことで、やっぱりここは「海老塩一番」を注文してみます。
なんとなく、塩味を推すあたり、本気度が窺えますね。
真っ赤な丼に山と盛られたモヤシが、一瞬ガッツリ系か?と驚く一杯。
しかしスープを飲んでみて、その驚きが嬉しさに変わります。
甘海老の頭から抽出したという、海老味噌の芳醇で力強いコクがガツンと舌に突き刺さる、かなりインパクトのある海老スープ。
海老のスープ自体をなかなか食べたことが無いのですが、正直ここまで強い海老のコクを今まで食べたことがないので、かなりの驚きです。
とにかくコクが凄く深いスープなんですけど、ほんのーり甘味もあったりして、海老好きな僕としてはたまりません。
スープ表面には海老油がやや多めに浮かび、これが海老独特の香ばしさを醸し出しています。
これもほんのーりなところが、お上品でいい感じですね。
ラーメンスープでも海老がメインというのも珍しいですし、そのためか、一口目から強烈なインパクトを残しますね。
具材であるモヤシの脇にやや粗めに挽いた海老の粉が乗っていますが、ラーメンを食べ進めるに従ってこの粉から出る海老の風味がさらにスープに深みを増していくようで、ドラマチックな変化がありました。
麺は何故か福岡から仕入れているという、ストレート中細麺。
そういえばそんな感じのする、小麦粉のシルキーな風合いが前に出ており、寝かせてシットリさせているのか、モッチリとしつつもパツンとした歯切れある食感が印象的。
具材は巻いたバラチャーシューにボイルしたモヤシ、半熟の玉子に万能ねぎ。
そしてスープの味わいを変化させる、甘海老の魚粉。
既に食べられた他の方のブログ記事を読むと、初めたばかりのお店にありがちなオペミスや、そもそも味が今とは違ったようですけれど、少なくとも僕が行ったときは遅さも無く全然普通なオペレーションでしたし、味も他には無いユニークで力強いものでした。
なにより、僕自身が甘海老が好きというのも手伝ってか、よく纏まった甘海老の力強いスープに、一発で魅了されてしまいました。
最近ユニークなお店が無いなぁ・・と感じていたところなので、この一杯は凄く好印象でしたね。
また行ってみよう〜っと。
(このラーメンは、2012年6月27日13時頃に食べました)
他のブロガーさんの口コミはこちら