大勝軒 みしま / 心で味わう伝説の味


中華そば 500円 (オープン特別価格)
中華そば系

コッテリ:◎◎○○○(僅かに野性味残す、魚介と動物系の旨味が濃厚な中華スープ)
麺の太さ:◆◆◆◇◇(柔らかなコシとしなやかな伸びアシが特徴の自家製中太ストレート麺)
量の多さ:■■■■■(麺量多め。モモチャーシュー、メンマ、長ネギ、海苔、ナルト)
おすすめ:必食,コッサリ,ジンワリ,ガッツリ,ワイルド,濃い味,自家製麺,安い,友人同僚,バリアフリー,禁煙

住所:駿東郡清水町八幡162−1
TEL:055−971−9898
営業時間:11:00〜15:00
     17:00〜21:00
休日:水曜
駐車場:13
座席:カウンター9 テーブル4×2,2×1
URL:大勝軒みしま
最寄り駅:なし

2011年9月29日オープンの新店。

全国的に有名な、あまりにもビッグネームな屋号なので、その期待感から既に何度も取り上げてきましたが、熱烈なファンと熱心な店主を生み続ける「東池袋 大勝軒」で長年修行を重ねた方が、いよいよ29日に「大勝軒 みしま」をオープンさせました。
このお店がオープンする事を私が知ったのは、関東在住のラーメン好きな方のメールから。
ネット全盛のイマドキにしては驚きの、ラーメン雑誌に新規オープン予定としてこちらが紹介されていました。
ちょっと話が繰り返してしまいますが、あえてまたここで紹介しますと、その雑誌によれば、こちらの店主は移転オープンした「東池袋 大勝軒 本店」で、マスターの山岸さんや店長の飯野さんの下、6年以上修行を重ねた方。
大勝軒といえば、屋号は同じでも味が各店でかなり違うので、創始者と最も山岸イズムを継承した店長とに育てられた店主は、一体どんな味を繰り出してくるのか、とても楽しみにお店に向かってみました。

しつこいようですが、そのビッグネームからオープン日の行列は容易に想像できたので、あえて時間をずらし、14時になる少し前くらいにお店に向かうと、行列こそしていたものの、回転が思いの外よいようで、並び始めてから5分と立たずに相席でテーブル席に座ることが出来ました。

ちなみに注文は店先にある券売機で食券を買うシステム。
オープン日ということで、メニューは「元祖つけめん」と「中華そば」の2つのみでしたが、オープン価格の500円で食べる事が出来ました。

今回はあえて「中華そば」をチョイス。通販で東池袋大勝軒の中華そばを食べたことはありますが、直系の東池袋大勝軒系で中華そば(ラーメン)を食べるのはこれが初めて。どんな一杯なのか、ワクワクします。

店内外は基本的に以前長いことやっていた中華料理店からのほぼ居抜きで、奥の厨房とその前にはL字のカウンター、カウンターの後ろには10席ほどのテーブル席があります。
以前の中華料理店の時はもう少し広く感じたのですが、多分カウンター上に新たに据え付けられた収納棚が威圧感があるのか、狭いというか凝縮感のある感じですね。
しかし壁やテーブル・イス、調度品などは全て改装して新品が揃えられているので、まるで新しいお店になったかのようです。
小箱であり、お客さんも外に並ぶほどで、スタッフも6〜7名いるので、繁盛している昔ながらのラーメン店という雰囲気を感じました。

お!見れば本店の店長さんが厨房に居るじゃないですか。流石東池袋大勝軒、まさに麺の絆、ですね。

そうこうしているうちに、メニューを絞っているためか、オーダーしていた中華そばが驚く早さで到着。

目の前に丼が置かれてから思い出したんですが、大勝軒って量が多いんですよね。
普通サイズの丼になみなみ注がれたスープとギッシリ詰まった麺や具材が、見た目にも(沢山食ってくれ!)と言わんばかりです。
テーブルに備えられた箸とレンゲを取り、先ずはスープから・・・

やや濁った半透明の赤茶色のスープは、表面に少し動物脂が浮いています。
スープ自体は鯖を中心とした魚介のやや酸味のある旨味がまずガツンと先行し、力強い動物系のコク深い旨味がその後を追ってきます。
あえてワイルドに炊き出しているであろうそのスープは、いかにも動物系スープらしい野性味ある風味を持っていますが、臭みは無く、むしろそのワイルド感がいかにもラーメンらしいクセとなっていました。
いままで大勝軒では判で押したかのようにもりそば(つけめん)ばかり食べてきましたが、中華そば(ラーメン)のほうがむしろ旨いじゃないですか。
しかもイマドキ風の濃厚豚骨魚介とかではなく、あえてクラシカルに、しかし作るのがとても難しそうなオーソドックスな大勝軒らしいジンワリ体中に染み渡るようなスープに、ちょっと感動してしまいました。

麺は自家製のストレート中太麺。
柔らかめに茹で上げられており、穏やかなコシを持ちつつも、なによりビローンとした粘りのあるアシが特徴的
この食感はちょっと他では味わえないですね。
量もたっぷり恐らく300グラムはあるでしょうか。食べても食べても減りません(笑)
でも、この食べ応えのある麺だからこそ、味わい深いスープがより引き立って来る感じですね。
スープも素晴らしいですが、この麺もまた素晴らしい。

具材はやや硬めにシットリと煮込まれたモモチャーシュー、同じく硬質な食感を持つ味付けメンマ、長ネギに小口の海苔、ナルトが一かけ。
例えばチャーシューがトロットロ!とか、メンマが穂先で柔らかい!とか、そういうのじゃないんですが、一つ一つの具材がまるで往年の名俳優のように、渋い食感・味付けなんですよね。どれも無駄じゃ無く、そこにあるのが当たり前、みたいな。際立たせていないのにちゃんとそこにいることに意味があるというのは、凄みを感じますね。

正直言って私は関東方面のラーメンに明るくないんですが、詳しい方曰く、「関東でも東池袋大勝軒の味を忠実に守るお店はとても少ない」と仰っていました。
そんな歴史を伴った貴重な味が、まさかこの静岡で楽しめるなんて、まるで夢のようですね。

東池袋大勝軒は、日本が誇るラーメン文化の一つだと思いますし、その存在自体が伝説を呼ぶ感動のドラマだと思います。
その生きるドラマが、そのままの形で静岡にやってきました。
ご覧に皆さんにも、是非そのドラマの目撃者の1人になって頂きたいと思います。

(このラーメンは、2011年9月29日14時頃に食べました)

味と心を今に伝える、「大勝軒 みしま」さん

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