八五郎 / で個性的なラーメンを堪能する

中華そば 600円
豚骨醤油系、遠州系

コッテリ:◎◎◎◎○(胡椒の効いた豚骨醤油スープ)
麺の太さ:◆◆◇◇◇(ストレート中細麺)
量の多さ:■■■□□(麺量普通)
おすすめ:コッテリ、ワイルド、濃い味、オリジナル
住所:静岡県磐田市中泉1294−8
TEL:0538−37−0856
営業時間:11:30〜13:30
     18:00〜22:30(平日)
     17:00〜21:00(日曜)
休日:月曜
駐車場:10
座席:カウンター13 テーブル8
URL:なし
最寄り駅:磐田 

遠州系探求中のラの患者です。
今回訪れたのは、磐田市中泉の人気店「八五郎」さん。「ラーメンマップ静岡2」で、遠州系には珍しくコッテリ系と紹介されています。

カウンターに座ってメニューを見ると、「冗談じゃねえラーメン」とか、「ギョッ!つけめん」とか、「おかまラーメン」とかあって、今まで伺った遠州系のお店とは全くノリと勢いが違います。つけ麺も気になりましたが、基本の「中華そば」を頼みました。

おやじさんが「熱いから気をつけてよ!」とサーヴしてきたのは、白い豚脂に覆われた、もう見てからにコッテリしたラーメン。レンゲでスープを掬うと、豚ガラの豊潤な香りが漂ってきます。口に含むと確かに熱い!舌をヤケドさせつつ啜り込むと、臭みが全く無い豚の濃厚な味が広がり、旨いです。
豚ガラ強く、醤油を主張させないところは確かに遠州系っぽい気もします。マー油のような香ばしさも、控え目ですがいい感じで効いていて、スルスル飲めてしまいます。
麺は、プツプツと歯切れいいストレート中細麺です。
印象的なのは、黒胡椒を強く効かせていること。もう少し弱い方がスープと麺の旨味を味わえるように思いますが、確かにこれはこれで旨い。バランスよりもインパクトを取ったおやじさんの気風を感じます。
全体的に、ハッキリした類型が思い当らない、オリジナリティが強いラーメンと思います。

さて、開店直後でお客さんも少なかったので、おやじさんに、―遠州系のお店と聞いて来ました、と声を掛けてみると応えてくれました。

「遠州系ね、この前もテレビ局が取材に来たけどな。定義がハッキリないんじゃないか、尾道ラーメンみたいなさ」(と、若干戸惑った様子)

― 豚ガラを効かせたラーメンが遠州系と紹介されてます。

「確かに、豚ガラはうちは人より沢山入れるよ。どんどん入れちゃうからな!」

― ええ、とても豚のダシが効いてますね! そのあたりが遠州系と言われているのだと思います。

「でもな、この辺で昔からあるラーメンってのは、アッサリしてるだろう。見付の三友庵とか、豊島のいこいとかさ。いこいの弟子がやってる浜松のって店もそうだしな」

― 結はまだ行ってませんけど、三友庵といこいは確かにそうですね。

「ま、うちは遠州系ってつもりはないし、名乗るつもりもないな。おれはラーメンは旨ければいいんだ!と思っているからね」

その独立不羈な職人気質、ラーメンにも出てます!(←これは言ってません)
そんな感じで話しているうちに、やはり人気店です、お客さんが次々入ってきたのでおいとますることにしました。
おやじさんは、自分が旨いと信じるラーメンをひたすら追求しているのであって、地域の伝統的なラーメンを継承しているつもりは全く無いのでしょう。とは言え、本人の意志とは無関係に、自然と嗜好に反映しているのが文化というものと思います。私ももう少し、そのへんの遠州系テイストの判断ができるようになりたいものです。

探求は続きます。

(このラーメンは2011年3月1日18時頃に食べました)

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