らーめん 天 (てん)

らーめん天−味噌らー麺
味噌らー麺(太麺) 550円
味噌系
力強い味わいと店主の優しさに心打たれる一杯
コッテリ:◎◎◎○○(魚粉がガッツリ効いたオイリーかつ濃厚な味噌スープ)
麺の太さ:◆◆◆◆◇(モチモチ感とプリプリ感に優れる縮れ太麺)
量の多さ:■■■□□(麺量普通。柔らかい巻きバラチャーシュー、ワカメほか)
おすすめ:コッサリ ワイルド オイリー 濃い味 チャーシュー 安い ファミリー
住所:沼津市五月町4−20
TEL:055−925−6779
営業時間:11:00〜14:00
     17:00〜21:30
休日:木曜
駐車場:あり
座席:カウンター7 テーブル2×3 座敷4×1
URL:なし
最寄り駅:なし


確か去年の冬は「味噌」にはまっていて、確か某Yさんにここにも行ってみろ!と紹介されていたんですが、確かその時はたまたまスープ切れで断念した覚えがありました。
ひところの本業の忙しさが山を超え、今週は比較的早くに退社することが出来るのはいいのですが、自宅に戻るとまた忙しく、明日どこのラーメンを食べるか予定を立てる余裕も無かったんですよね。
そんな中、今日も定時退社を決め込んだのはいいものの、はてどこのラーメン屋さんに行こうか悩みながら駐車場からノロノロと車を発進させます。
で、ふと思い出したのが、去年食べそこねたこちらのお店。
時間は未だ18時を回っていないので、きっと食べられるだろうと思い、のんびりお店に向かいました。
さすがに夏場は日が落ちるのがゆっくりで、18時チョイ過ぎくらいにお店駐車場についたものの、まだ外は明るい感じでした。
気づけば隣の食堂が無くなりテナントを募集しているようです。ここもよく変わるなぁ・・なんて思いながらガラス戸を引いて店内に。
高い声で明るく「いらっしゃいませ〜」と声掛けする店主はいつもにこやか。
暖色系の明かりを多用した店内は、木肌を活かしたテーブルや椅子と相まって、温かみがありますね。
メニューを見ると、味噌を筆頭に醤油・塩、数量限定の白醤油など、数種類の味が楽しめるラーメンメニューのほか、餃子などもあったかな。
気分的にはサッパリとした醤油ラーメンが食べたい感じでしたが、初心貫徹、「味噌らー麺」を注文しました。
「太麺と細麺、どちらになさいます?」と訊かれ、「じゃあ、太麺で」と受け答え。
しばらくぶりで忘れていましたが、前から麺の太さって選べましたかな・・味噌だから太麺で良かったかな・・そんな思いを巡らしながら、ラーメンの到着を待ちます。
思えばこの場所ってとてもいい立地ですよね。
お店の周りには駐車場が結構多くありますし、近隣には専門学校を初めとした人が集まりやすい施設がたくさんあったり、そもそもお店のレイアウトが個人で営むラーメン店には丁度いい感じだなぁ・・なんて余計な妄想をしているうちに、ラーメンが到着しました。
んん?焦がし味噌?焦がし油?と思ってしまうような、スープ表面には大量の黒い粒子や大量の油が見えます。
何を焦がしているんだろう・・と思って鼻を近づけると節系特有の酸味を帯びた匂いが立ち上ってきたため、何かを焦がしたものではありませんでした。
そっと蓮華でスープをすくって口に運んでみると、答えは特有のザラザラ感と味わいから、節系の魚粉でした。
しかしこの魚粉がなかなかいい仕事っぷり。
穏やかに炊き上げた感じの比較的アッサリとした動物系が前に出たスープに、やや甘味の前に出た濃厚な味噌ダレを合わせ、たっぷり目の油がコッテリ感を演出する力強い味わいの味噌スープ。
これに魚粉を合わせることによってシャープかつ鮮烈な魚介風味が立っており、一層力強い味わいに仕上がっています。
札幌系にも似た、どちらかといえばクラシカルな部類の味噌スープではありますが、それに魚粉をインするという手法は醤油ラーメンでは同じ東部の某店がやっていますが、味噌では珍しい感じですね。
ややもするとオイリーで重いスープになりがちですが、魚粉をたっぷり目に効かせることにより、後キレの良さもありますね。
そもそもこれって550円なんですが、よくこの値段でここまでやるなぁ・・と、尊敬心すら覚えます。
麺はやや縮れた太麺。
水分量が多く、プリプリとした食感と、モチモチとした粘りのある食感がありました。
やはりこの濃厚で味が強く、ややオイリーなスープには太麺がグッドチョイスだった気がします。
また、かん水の匂いも久しぶりで、その懐かしい感じがなんともいえず、心地いい感じ。
具材は箸で持ち上げると崩れてしまうほど非常に柔らかく煮こまれた巻きバラチャーシューに、メンマ、ワカメ、ネギ。
この柔らかチャーシューもまた絶品ですね。肉の旨味がちゃーんと残されていながらも、フワフワの柔らかさ
これホントに550円なんでしょうか。信じられないくらいの良好なコスパですね。
値段以上に素晴らしいラーメンだったんですが、それよりも驚いたのが、なんと店主さん、あの時スープ切れで帰った事を覚えていてくれたんですよね。
ラーメンを配膳する際にこう言われました。
 「あの時スープ切れで帰られたお客さんですよね?」
その表情は(あの時は申し訳ありませんでした・・)という想いをひしひしと感じさせるものでした。
もちろん以前に別の雑誌でこちらを取材したこともありますし、特に東部では私の面が割れているから覚えていたというのも十分考えられますが、それにしてもここまで一人のお客さんに向き合っていたとは、本当に恐れ入りますね。
正直言うと、今回の記事はこの事がなかったら、スープ切れの件なんてすっかり忘れていたので、全く別の視点で書かれていたと思います。
安くて美味しいラーメンを提供することのみならず、ひとりひとりのお客さんに真摯に向き合い大切にするその姿勢に、とても心が打たれました。
こんなに感激した気分で記事を書くのは、久しぶりです。
私はこんなに素晴らしいお店が静岡にあることを、とても誇りに思います。

らーめん天
真心店主がいるお店 「らーめん 天」さん

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Facebookコメント

コメント 4件

  1. まこ より:

    ど〜もです。
    このお店はいつも清潔感があって良いですよね!
    ちなみに細めんにすると極細めんが提供されますよ。

  2. かなり高橋 より:

    >まこさん
    そうですね。いつも清潔で気持ちがいいですよね。
    私の場合ベタベタしたお店はちょっと苦手だったりします。

  3. ポテト より:

    ども☆いつも、楽しく拝見させてもらってます。
    「らーめん天」さんの味噌は美味しいですよね!
    ちなみに、期間限定の冷やしジャージャー麺も
    ウマウマでした☆

  4. かなり高橋 より:

    >ポテトさん
    初めまして、コメント頂きましてありがとうございます。
    冷やしのジャージャー麺ですか、今年の夏は例年に比べてさらに暑くなるって言われていますから、ヨサゲなメニューですね。
    また行ってみようっと。

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