らぁめん 大山 富士本店 (たいざん)

大山−つけ大麺
つけ大麺 800円
つけ麺系
超独創的な麺の旨さ、まさに富士山級!
コッテリ:◎◎○○○(白濁豚骨ベースの魚介豚骨醤油スープ)
麺の太さ:◆◆◆◆◆(十六穀米をブレンドした自家製極太麺)
量の多さ:■■■■□(麺量やや多め。厚切りバラチャーシューほか)
おすすめ:必食 コッテリ ガッツリ ワイルド 濃い味 自家製麺 チャーシュー 禁煙
住所:富士市青葉町604
TEL:0545−60−5333
営業時間:11:00〜15:00
     17:00〜21:00
休日:無休
駐車場:7
座席:カウンター8 テーブル30
URL:http://www.r-taizan.com/
最寄り駅:なし


このところ精力的にユニークなメニューを繰り出す、「らぁめん 大山」さん。
今年は「らうどん」や「大麺(たいめん)」といった、今までにない独創的な麺を中心に新たな味の展開をされていますが、特に驚かされたのがその「大麺」。
今でこそ「全粒粉」と呼ぶ殻から惹いた風味豊かな小麦粉をブレンドした麺を出すお店が増えましたが、その流行の更に向こうを行く、米や穀物をブレンドした麺を出してきました。
当初私も味馬鹿なため、てっきりこの「大麺」はより多く全粒粉小麦をブレンドしたものかと思ったのですが、大将のブログを見ると、なんと16穀米をブレンドしたものだと明かされ、その斬新性に驚くことに。
私だけじゃなく、新しいものに目がない某ラーメンマニアも注目するこの「大麺」が、つけ麺になったという告知を受け、少し遅くなってしまいましたが、それを食べに富士まで突撃してみました。
中里店が長期休業に入っているため、「大山」の味を静岡県下で楽しむためには、ここ青葉町の本店しか無いので、三島や沼津からだとちょっと気軽に行ける距離じゃないのが辛いところですが、常に期待を上回る一杯を提供してくれるお店だけに、長い道中も想像力が掻き立てられ、むしろワクワクするくらいです。
到着が20時過ぎだったのですが、お店は若いカップルを中心に賑わっていました。
券売機の前にたち、豊富なメニューを見回して、目当ての大麺のつけ麺バージョンを探します。
正直言ってどれもこれも旨いので、思わず目的を忘れてしまいそうになりますが、ここはぐっと我慢。
右中上ほどにある「つけ大麺」のボタンをポチり、ついでにお土産餃子もポチり、店員さんに渡して案内されたカウンターに座ります。
もちろん恒例の「ニンニク入れますか?」コールがなされるので、「お願いします」と答えておきます。
大麺と名付けられたメニューを食べるのはこれが3度目。
麺を茹でる時間が恐ろしく長いのは既に体験済みですが、それでもお腹ペコペコの私には、この店内に漂う食欲そそる匂いがたまらなく空腹感を刺激します。
で、しばらく待ったのち供されたのがこちらの一杯。
つけ麺なので、まずは麺をそのまま食べてみます。
ラーメンの麺と言うと大概は若干黄色みを帯びたものや、最近ではクリーム色をしたものがほとんどですが、こちらの「大麺」はグレー色。
しかも「16穀米」を練り込んでいるために、普通の麺では見られない多数の色をしたツブツブが見えます。
茹で上がった後キッチリと水で締められ、荒熱どころか完全に冷たい麺に変身したこの自家製極太麺は、よくよく味わってみると、全粒粉小麦にある土の香りではなく、お米が炊きあがった直後のようなほのかで爽やかな甘い香りを帯びています。
清々しい風味とはうらはらに、食感はワイルド感に溢れた、男味そのもの。
噛むというよりは噛みちぎるといった方が正しいくらい、強靭なコシを持ち、舌触りもザラっと荒々しく、非常にパワフルな味わいです。
けして上品ではありませんが、香り・味・そして食感と、どれをとっても未体験の新しいもので、しかも旨い。これはちょっと他のお店では真似できそうにありませんね。
スープは、白濁した豚骨スープをベースに、海苔を筏に魚粉を乗せた、旨味を強調した大山アレンジの魚介豚骨スープ
非常にバランスと完成度の高いつけ汁で、強烈な旨みの向こうにやや酸味を立てた感じは、あくまで麺を立てた仕上がりで、なんというか、ラーメン(つけ麺)を創るのがとても上手なんだなぁと感じました。
もちろんこれだけ強烈な個性を放つ麺ですから、つけ汁やスープもそれなりに味を強め、個性を出さないと負けてしまいそうですが、この辺りは大山さんに限って心配は無用なようです。
麺のインパクトが凄いのでつけ汁はむしろ優しく感じるくらいですが、実はそんなバランス感が最も凄いところなのかも。
具材は麺の方には軽くボイルしたモヤシ、みじん切りの生ニンニク、つけ汁の方には厚切りの巻いたバラチャーシューにメンマ、海苔を筏に魚粉。
軽く背脂も浮いています。
チャーシューは柔らかくて脂身がフワフワと柔らかく、赤身自体もホロッと崩れるほど柔らかい、とてもうんまいお肉の塊で、もっと食べたくなってしまいます。
ひとしきり食べた後はスープ割りをお願いします。
すると、小さな器に大山自慢の白濁豚骨スープを、「お好みで調節してください」と告げられながら手渡されます。
これは嬉しい!味のついていないスープそのものをここ大山で味わえるなんて!
背脂が大量に浮いたスープを、そのままれんげで掬って口に運びます。
臭みの一切ない豚のなんともいえない濃厚な甘い風味が詰まったその豚骨スープを味わい、(あぁこれがあるから大山のガッツリ系ラーメンは旨いんだなぁ)と妙に納得。
つけ汁に残りのスープを入れ、程よく薄まったスープを、旨くて、旨くて、全部飲んでしまいました。あぁ、幸せ!
昨今、静岡県下では、真っ赤な看板を掲げる台湾料理店や中華料理店が増え始めました。
また逆に、世界に向けて一風堂さんを初めとした、日本でもメジャーなラーメン店が海外進出を成功させつつあるようです。
ふと静岡に目をやると、静岡の中でも際立った味やスタイルを持つ「らぁめん 大山」さんは、そんなラーメンのグローバル化の筆頭に感じます。
そんな凄いラーメン屋さんが、自宅からほぼ1時間ほどでたどり着く場所にあるなんて、なんて素晴らしいことでしょう。
もちろん、好みもあるでしょうし、そもそもラーメンってモノは・・・と一家言おありの方もいるでしょうが、是非一度このユニークな一杯に、五感全てを総動員して触れてみていただければと思います。

大山
カウンター上には、「らぁめん」への想いが詰まった一枚が。

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Facebookコメント

コメント 4件

  1. 蝸牛 より:

    実は先週、私もこのつけ大麺を食べてきたのですが、私の好みには合いませんでした。理由としては十六穀米を使用しているせいなのか麺としての滑らかさに欠け、なんとなく芯が残っているような感じで噛む麺と称してるので狙った食感なのでしょうがもう少しもちっとした食感がほしいと思いました。またスープももう少し粘度がないと麺が口の中にあるうちにスープの味が無くなってしまって麺だけを噛んでいるような印象が残りバランスが悪いような気がしました。大山は会社からも近くラーメン自体も好きなため良く行くのですが、今回の新作はちょっとという気がしました。今回は酷評ですみません。

  2. かなり高橋 より:

    >蝸牛さん
    お久しぶりです。
    愛のある批評は全然OKですよ!
    なんでもアリのラーメンだけに、とんがったユニークな麺やスープだと、好みが分かれるところですよね。
    でもそれを踏まえた上でこれを出してきた大山さんは、凄いなぁと思います。
    好みの味がまた見つかるといいですね!

  3. GOLD より:

    こんばんわ、かなりさん。
    大山は中里店にて弟からの紹介でファンになりました。
    そして、かなりさんの記事で大麺系が気になり本店で数回突撃しております。
    3/31の記事でかなりさんが試されたエビースター大麺も試しました。
    なので、このつけ麺も試したいところです。
    個人的に感じたのですが、麺の茹で具合が突撃する度に良くなっている印象です。
    次郎系よりも太い麺で、茹でるのが難しいのは当然ですが、流石の大山と言う感じです。
    今後、更に絶妙なる茹で具合になり、更に復帰するであろう中里店でも大麺が来るのを期待しています。
    PRですが、Yahoo!グルメ情報に沼津を中心としたレビューを書いております。
    お暇でしたら閲覧宜しくお願い致します。

  4. かなり高橋 より:

    >GOLDさん
    中里店の復帰を心待ちにしている一人です。
    欲をいえば、三島ないし、伊豆に出店してもらうと嬉しいのですが。。
    Yahoo!グルメ情報拝見しました。あちこち行かれていますね。思わず見入ってしまいました(^^)

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