大つけ麺博

大つけ麺博1
東京は千代田区にある、日比谷公園の隣にある日比谷パティオで開催中の「大つけ麺博」に突撃してきました。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、この「大つけ麺博」は先月10月22日より今週水曜日の11月11日までの約3週間にわたって行われている、つけ麺だけを取り上げたイベントで、全国の名だたる店主たちが腕によりをかけたつけ麺を提供しています。
今回私が特に注目しているのが、ラーメンの鬼こと佐野実さんを中心とした、佐野さんを慕う職人たちで結成されている「佐野Japan」による、このイベントでしか食べられないつけ麺。
しかもそれがこの土日(11月7日から8日)のみ提供されるという、極めて高いハードルでしたが、以外にも余裕で食べることが出来たので、その模様をお届けします。


当日は朝8時に沼津I.C.に集合し、私の車で一路日比谷公園を目指し、途中トイレ休憩を挟みつつ現場に到着したのが10時30分頃。
食券制となっており、つけ麺は1杯800円。
その食券はイベント開始の11時ちょっと前、10時50分から販売開始されますが、既にその食券を求めるお客さんが50名ほどは列をなしていました。
私たちもすぐさま並びましたが、どんどん後ろの行列が伸びていきました。
ちなみに今日のお店のラインナップは、

大つけ麺博2
らーめん処 潤
アイバンラーメン
頑者
博多 新風
前略っ。 つけそばまるきゅう
佐野Japan

大つけ麺博3
つけめん四代目 けいすけ
せたが屋

となっていました。
ごらんのようにコンテナを改造したお店の前には行列を作りやすいように仕切られており、
食券を持ってここに二列で並んでいきます。
そうこうしているうちに、食券が発売開始されます。
直後に先頭のお客さんがお店に向かい、スタッフが「走らずにお並びください」とアナウンスしていますが、
それでも一番乗りを目指すお客さんは早歩きでお店に向かっていきます。
私たちも食券を手に今日一番の目当てである、こちらのお店の前に並びました。
大つけ麺博4
佐野Japanの前です

佐野Japanに並び始めたときは未だ11時になっていませんが、お店のスタッフからこんな案内を手渡されます。

大つけ麺博5
「佐野Japan」つけ麺の食べ方です

みるみるうちに佐野Japanの行列が伸びていき、先頭集団の我々からは最後尾が見えなくなっていきます。
他のお店にも少しずつお客さんが並び始めていますが、そのスター性からか、お客さんの数は佐野Japanが圧倒していました。
11時になると、イベントスタッフが「11時になりましたので開催いたします!」とアナウンスされますが、特に騒ぐようなことはなく、静かなスタートとなりました。
しかし佐野Japanは恒例の「挨拶」から始まるスタイルなので、その挨拶が行われていないのでスタートはまだのようです。
しばらくしてお湯が沸いたようで、ロックンロールワン店主が開催の挨拶をし、いよいよ開始となりました。
1回の麺茹でにつき10食分があがるようで、私たちは2巡目でつけ麺を手にすることが出来ました。
コンビニのお蕎麦のような容器に盛られたつけ麺を手に、広いテーブル席に向かいます。
大つけ麺博6
これが「佐野Japan」のつけ麺です

まずは麺だけをそのまま食べてみます。
ひんやりとした冷たい麺にもかかわらず、口に含むだけで小麦の自然な風味が広がるストレート細麺。
若干固めな食感は、僅かにエッジを立てたパツンとした噛みごたえ
香りだけではなく、麺それ自体から小麦の旨味が感じられ、しかもそれが噛むほどに強くなるとても風味豊かな味わいでした。
その方向性は蕎麦にも近いなと感じました。
さらにこの麺に添付の塩(後で調べたら韓国の竹塩だそうです)をつけて食べてみます。
麺に塩だけをつけて食べるのはこれが初めてなんですが、はっきり言ってつけ汁をつけて食べるよりも旨いと思いました。
この塩、旨味や苦味を豊富に含んだもののようで、それ自体がとても美味しい塩です。
さらに上にあるものは、「山わさび」を摺ったものだそうで、これを先ほどの塩とともに麺に絡めて食べると、
爽やかな苦味と丸みのある塩の旨味が麺の旨味をより引き立たせる感じで、さらに美味しく麺が楽しめました。
麺に拘る佐野さんらしい、粋な食べ方。とても気に入ってしまいました。でも、塩も山わさびもちょっとしかないのが残念でなりません。
続いて見るからに塩のつけ汁っぽい透明な色合いのつけ汁に麺をちょっとだけ漬けて食べてみます。
意外にも油脂の量が多く見え、確かにオイリーな印象のつけ汁ですが、素材が非常に上質なものを使っているようで、臭みなどは皆無で、「支那そばや」のラーメンの味に通じる軽やかだけど上品で繊細かつ芳醇な旨味と香りがありました。
麺に塩をつけて食べるスタイルで驚いてしまったので、正直つけ汁の方は「なるほど・・」という感じで驚きはしませんでしたが、麺・具材・そしてつけ汁、どれもこれもが非常に旨いつけ麺でした。
お店と違い、テーブルで食べているときは後ろにお客さんが待つことがないので、とてもゆっくりと堪能できたのも、こういうイベントならではの特典ですね。
じっくりと「佐野Japan」のつけ麺を堪能した後、周りを見渡すと先ほどまで並んでいた佐野Japanの行列が、会場を一周してしまう勢いまでの長さになっていました。
大つけ麺博7
この右手奥に「佐野Japan」ブースがあり、

大つけ麺博8
反対側を向くとイベント会場の端まで伸びていました

何度過去のイベントに足を運んでいる方の話では、イベントは夜まで行われており、
佐野Japan以外は食べ損ねる心配がなさそうだったので、ここで一旦「大つけ麺博」を離れ、
別のお店に向かうことにしました。
西尾中華そば

最初に向かったのがこちらのお店。「西尾中華そば」さんです。
店主さんがデフォルメされたイラストが可愛いブログ、私も毎日拝見していますが、そんな店主さんに会えるのがこちらのお店です。
カウンターのみの非常に狭い店内は、お客さんで満席。先日とあるラーメン本でランキング上位を取ったためでしょうか。
初めてだったので、一番ベーシックな「中華そば」を注文してみました。
西尾中華そば−中華そば
中華そば 700円

豆付きモヤシが珍しい中華そばは、見ての通り油の層が多く見えますが、口当たりはそれほどオイリーではありませんでした。
みりんを多用しているのか、かなり甘口の懐かしい感じの中華スープですが、動物系や魚介などの出汁の感じがとても強く、ほのかに効かせたショウガの風味も手伝ってか、なかなか飽きのこない感じのスープでした。
麺はやや水分量の少ないドライな口当たりのストレート細麺。
具材はしっとりと煮付けられたバラチャーシューに茹でた豆付きモヤシ、アサツキ。
確かに出汁は効いていますが、それ以上に甘口なのがちょっと好みではありませんでしたが、でも美味しかった〜!
らあめん元

続いて向かったのが、同じくラーメン本でランキング上位の「らあめん 元(はじめ)」さん。
ここは裏路地っぽい閑静な住宅街の中にあるのですが、いきなりの行列に驚きます。
でも思ったほど待たずに中に入ることが出来ました。
同行者のアドバイスで、「塩らあめん」をチョイス。
ここも先ほどのお店同様、L字の狭いカウンターのみのお店です。
らあめん元−塩らあめん
塩らあめん 750円

見た感じロックンロールワンのような、黄金色の非常に澄んだスープは、僅かに輪郭のぼやけた印象がありますが、とてもスッキリと淡麗な、鶏の旨味がふうわりと感じられる、優しい味わいのスープでした。
こういうスープって食べ進めるうちに、徐々に出汁の感じが強くなってくるんですよね。
麺はストレート細麺。
具材はジューシーなバラチャーシューにタケノコ、青ネギです。
シンプルで上品なスープはなかなか良かったのですが、同行者の食べていたつけ麺の麺がめっちゃ旨かったです。つけ麺にしておけば良かったかも。。
そろそろお昼はお腹いっぱい。
喫茶店でしばらく休憩した後、再び「大つけ麺博」会場に向かいます。
お昼の麺が消化し切れていないようで、いっぱいいっぱい気味の私のお腹。
正直言ってもう1軒はどこのつけ麺を食べようか、行きたかったお店がありませんでしたが、アメリカ人が作るラーメンに何となく惹かれ、こちらのお店に並んでみました。
大つけ麺博10
中央に見えるのが「アイバンラーメン」店主のアイバンさん

大つけ麺博12

こちらのお店も自家製麺で、今回は全粒粉をブレンドした麺を出してきました。
つけ麺にしては若干細いストレート中細麺。
固茹で気味というか、めっちゃ締められているようでかなり歯ごたえの強い麺ですね。
佐野Japanほどには麺の風味はしませんが、それでも流石に全粒粉を使っているためか、小麦独特の香りがします。
つけ汁は魚粉の入った鶏白湯
化学調味料を使わないのも特徴の一つですが、お腹いっぱいだったのもあってか、正直あんまり驚くことはありませんでした。
でも、麺は固いけど旨かったです。
むしろ、お店にラーメンを食べに行ってみたいな・・と思いました。
さてさて今回のイベントでは2食、正確にはアイバンラーメンは食べきれずに他の方にもお裾分けしてしまったので、3.5食を食べました。
「四代目 つけ麺 けいすけ」さんや「前略っ。 つけそばまるきゅう」さんのもつまみ食いしてみましたが、一番旨かったのはやっぱり「佐野Japan」でした。
イベント自体はとてもよく練られており、これだけの人手がありながらも見た目混乱はなさそうな感じでした。
ここって元々いろんなイベントが行われる場所のようで、手慣れたもの、なんでしょうね。
特に凄いなって思ったのが、きっちり仕切られた行列管理で、これは他のイベントでも仕えそうなワザですね。
もちろん、それをリアルタイムに管理するスタッフも様々なケースに合わせて迅速に対応できるようにしているようで、感心するばかりでした。
また、食べ終えたゴミを捨てる場所がイベント場所のどこから見ても判るように高い看板が掲げられており、しかもそこには数名の可愛いスタッフが待ち構えて指示してくれることから、食べ終えたゴミも綺麗に整頓されていました。
なにより素晴らしかったのが、お客さんの流れがきちんと計算されていることでしょうか。
まぁとにかく感心するところばかりのイベントでした。
そうそう、このイベントにはテレビで見るようなカリスマ職人が多く集まっていたので、
私も我を忘れてラーメン本にサインしてもらったり、握手してもらったり、写真を撮らせてもらったりと、思い切りミーハーに走らせてもらいました。
来年も再びこのイベントがあるかどうかはわかりませんが、もしあるのであれば、また参加してみたいと思いました。

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コメント 2件

  1. kaito より:

    先頭付近のかなりさん(と方々)を発見しました!
    挨拶しようと思いましたが、30〜40人位後ろにいたので、見失ってしまいました(^^;
    佐野JAPANプレミアムつけ麺、素晴らしかったですっ!

  2. かなり より:

    >kaitoさん
    おぉ、あの日静岡から行かれた方もいらっしゃったんですね!
    声かけて頂ければ良かったのに!
    佐野さんのつけ麺、美味しかったですね〜!
    特に竹塩をつけて食べるのが良かったです!

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