イタリア軒 清水店

イタリア軒清水店−手打ちラーメン
手打ちラーメン 800円
オリジナル系
「久しぶりに食べるイタリア軒の味は、懐かしさと優しさに溢れていた」
コッテリ:◎○○○○(シンプルな醤油味の先にまろやかなスープの旨味広がる)
麺の太さ:◆◆◆◆◆(うどんのような食感のストレート極太麺)
量の多さ:■■■□□(麺量普通。炙り焼きバラチャーシュー・キクラゲほか)
おすすめ:必食、アッサリ、スッキリ、ジンワリ、ワイルド、上品、オリジナル、人気店、自家製麺、無化調、ほんわか、ぶらり、穴場、ファミリー、チャーシュー
住所:静岡市清水区有東坂2丁目294−13
TEL:054−346−5023
営業時間:11:00〜14:30
     17:30〜21:00
休日:木曜・第4水曜
駐車場:あり
座席:カウンター9
禁煙:全席禁煙
出前:なし
URL:なし
雰囲気:子連れ△ カップル○
最寄り駅:静岡鉄道 静岡清水線 狐ヶ崎駅


古くから静岡に住む方に、「静岡で美味しいラーメン屋さんある?」と訊くと、
かなり多くの人がその名前を挙げるお店があります。
それが「イタリア軒」です。
ちょっと昔の話をしますね。
私が静岡に勤務するようになったころ、職場の上司に美味しいラーメン店を紹介して貰って
行ったお店が「イタリア軒」の本店なんです。
当時からラーメンは好きでしたが、今ほど食い散らかしをしておらず、
気に入ったお店にたまに通う程度だったので、このお店を紹介され、
食べ始めてその上司に「どう?美味しい?」と聞かれたとき、
思わず正直に「うーん・・そうでもないです・・」と答えました。
しかし、食べ終える頃にこのラーメンの魅力にとりつかれ、それ以降何度か通ったのが、静岡での思い出の一つです。
職場から結構遠くてお昼休みに帰るギリギリくらいの距離だったのですが、
暑い日も寒い日も変わらず、月に2〜3回は行っていたでしょうか。
通っていた頃はいろいろな思い出があり、突然具材にキクラゲが乗ったり、
突然ラーメン塾を開校してみたり、値段が上がったり、味がしょっちゅう変わったりと、
良かれ悪かれ楽しみに足を運び、帰り道に同僚と「今日は味が濃くて旨かったな」とか、
「今日のはちょっと臭かったな」など、食後まで楽しんだのもいい思い出です。
さてそんな「イタリア軒」さんですが、何故今日突撃したのかというと、
これまた別のお店を目指したところ、またしても×3定休日で振られてしまったため、
どっかいいお店無いかと思案を巡らせたところ、思い出したのがこちらだったというわけです。
お店前に着くと先客の車が2台分ある駐車場をやや跨ぐように駐車してあったため停められず、
店のはす向かいにも駐車場があると案内があったので、道路が空くのを待っていました。
なかなか車の流れが止まらず、まごまごしていたら、お店からコック装のスタッフが出てきて誘導してくれました。
こういう心遣いってホントありがたいですよね。
店に入ると本店と同じようなカウンターのみの、ウッディーな雰囲気がそこには広がっていました。
本店よりも当然後から出来たので、照明が明るいのも手伝って清潔感があります。
メニューを見ると、本店よりも若干メニューが少ないようですが、基本的には本店に準ずる構成で、細打ちのデリK麺と極太麺のワイルド太麺があり、それぞれ醤油味と味噌味があります。
細麺と極太麺では100円ほど値段が違い、静岡勤務時代はケチって細麺の方をよく食べていましたが、今日は久しぶりなので奮発して極太麺を使う、「手打ちラーメン」をオーダーしました。
本店では確か、2杯ずつしか作らず、しかも太麺だったりすると茹で時間がかなりかかるので、結構待った記憶があります。
本店の味を受け継ぐこのお店もそれは同じようで、注文からはちょっと待ちます。
明るい店内の割にはピンぼけしてしまった情けないカメラワークですが、ご容赦を。
醤油色に染まる澄んだスープは、初めは醤油のシンプルな味わいが広がり、食べ進めるうちにジワジワと柔らかな出汁(スープ)本来の旨味が広がる、あまり他では類を見ない「イタリア軒」独特なもの。
スープ自体の風味を存分に味わえるよう、あえて醤油ダレはとにかくシンプルにしたようにも思えます。
また、そのスープもイマドキのラーメンのようにいろんな味をギュギュっと封じ込めた濃厚なモノではなく、素材の旨味の分子ひとつひとつが体の細胞に染みこむような、クセの全く無いきわめてシンプルに仕上げられています。
ここまでアッサリとしていると、食べたことない方は薄い!とか味がしない!などと感じてしまうかもしれませんが、こらえて最後まで食べてみてください。
後述するチャーシューからしみ出た旨味がスープに溶け始めると、また違った風味に変化するんですよね。
麺は自家製の極太ストレート麺
加水が多く、うどんのようにモチモチとした食感は、噛みしめるほどに麺の旨味とスープの旨味がどんどん増していきます。
一般的なラーメンの麺とはずいぶんかけ離れた風味ですが、細麺のデリK麺と合わせ、これも「イタリア軒」らしいユニークな麺ですね。
一度食べたらきっと忘れないでしょう。
具材はこれまた「イタリア軒」の真骨頂である遠赤外線ローストしたバラチャーシューにメンマ・キクラゲ、万能ネギ。
このチャーシュー、周りを蜂蜜か何かを塗りながら焼いているようで、ほんのり甘い香りがします。そして脂身からは殆ど油が落ちてゼラチン質に変わっており、逆に赤身の肉の方は旨味を封じ込めて締まっており、一枚の肉としてはどちらかというと固めの食感ではありますが、これには私流のオススメの食べ方があるんです。
まずは肉のみを味わい、次に肉と麺を一緒に食べて味のハーモニーを楽しみ、
今度は肉・麺とさらにスープも一緒に口の中で咀嚼してみてください。
麺も肉も固いので必然的に何度も噛まなくてはいけないのですが、グングン旨味が増していくのを体験して頂けると思います。
麺の風味やスープの味わいがお互いを引き立て合い、異次元の旨さが口の中で炸裂します。
日本食の文化である、口内調味をラーメンで楽しめる貴重な一杯。
ここが、醤油ラーメンを極太麺で食べる醍醐味なんですよね。
ちょっとお高いのが玉に瑕なんですが、まぁこれは昔からそうですし、
ナチュラルでブレ無く作るのが難しいスープや、手間暇掛けた自家製麺とチャーシューの事を考えれば、当然かもしれません。
このラーメンを食べると静岡にいた頃を思い出します。
最近でこそ美味しいラーメンは沢山ありますが、私にとって昔を思い出すラーメンはそう多くはなく、この一杯はそんな思いが詰まった一つです。
あなたもそんな一杯、ありますか?

イタリア軒清水店

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コメント 3件

  1. 彩季堂 より:

    つい先日、イタリア軒の「担々麺」を初めて食べたんですが、透明な塩スープに肉とキクラゲの辛いソースのトッピングという、規格外の担々麺でした!
    担々麺と言えるかどうかすら怪しい・・・^.^;
    ところが、これ、絶品でしたよ♪

  2. 「イタリア軒・清水店」の担々麺(静岡市清水区有東坂)

     イタリア軒はお気に入りのラーメン屋さんで、基本の手打ちラーメンや、野菜が山盛りの野菜ラーメンに四川みそ野菜ラーメンといろいろ食べてきましたが、こんなラーメンがあったとは・・・!

  3. かなり より:

    >彩季堂さん
    お久しぶりです!
    私も静岡勤務時代、本店で担々麺を食べたことありますが、確かにおっしゃるとおり、一般的な担々麺とはだいぶ違いますが、具だくさんで美味しかった記憶があります。
    ここの素朴な味は一度はまると抜け出せません
    ね(^^)

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